2024年2月4日『甲辰』令翠学運命分析師範　碧 令翠

　“立春大吉” とは旧暦を表す、二四節気の一つの時期「立春」!…春の訪れを祝いその変化の時期に「邪鬼=邪気」を払う禅宗の習慣として、一年の安寧を祈願し家の入り口に2月4日掲げます。
立春や立夏・立秋・立冬など季節が変化する前の18日間は陰陽五行説において「土用の期間」と言われ、年間において四季の移り変わりに重要な変化が発生する最初の時期が立春で、スタートです…現代的に表現するなら、地球の地軸が公転面に対して約23、4度傾いた状態で太陽の周りを周回し、季節の変わり目のエネルギーの差異によってあらゆる影響を地球及びその上で生きる人間にもたらす~とでも言いましょうか。

　陰陽五行思想では、年四回の「土用=変化期」に心身の養生を勧め、禅宗では「内観」「断食」を教え広めました。特に複雑な現代社会ではこの変化期に「自己肯定感」を保つ事が難しいと言われる為、一年のスタートを機に己れの習慣を見直すきっかけとして“立春大吉”を掲げて見ては如何でしょう…視覚効果は脳にインプットされ、日々の行動が意識を変える事でしょう……実に宇宙の法則=『理=ことわり』に従う習慣です。

※ “立春大吉” の標記は縦に割っても左右対称~裏から見ても同じである為、内に入った「鬼=邪」が出て行くとして、吉兆の標とされました。

一年のスタートに相応しいこの日に「ホームページ」をリニューアルし、「易学」をできる限り科学的にお伝え出来るように『不易流行』の情報を発信して参りたいと存じます。