「桜梅桃李」…桜・梅・桃・季(スモモ)は、それぞれ独自の花を咲かせる様に人も自分らしさや個性を活かして生きるべきだ〜それぞれの特性を活かして生きるべきだ…
日蓮の残した「御義口伝」(おんぎくでん)に記載された「桜梅桃李の己己(おのれ)の当体を改めずして無作三身(むささんしん)と開見す」に由来します。
鎌倉時代の文献ですが、仏教思想や自然を愛でる日本の文化の中で個性の尊重や自己の確立を意識していた先人の感性は、どの様に現代の若者に活かされているでしょうか?
令翠学では生年月日による生まれながらの個性を分析・解読し『宿命』を基本にしてその人の『運命』を紐解きます。人の運命を解読するのに必須条件が生年月日の分析です。
その為にはカウンセリングが欠かせません。私達は超能力者では有りませんから、現状分析の為に聴き取りをします。観察・分析、そして最も重要な能力は「洞察力」と「想像力」です。勿論基本的な勉強、独自の勉強は欠かせません。
さて本題に戻りますが『桜梅桃李』の現代の若者は?
ここで言う若者は1986〜1997年に産まれた人達(2025年時点で28才〜39才)を指し、最も壮年期の中でこれからの時代を担う世代にスポットを当てます。この若者達が生まれた時代は、高度成長の末期であり、後にバブル期などと称されます。殆んどの若者は恵まれた生活を送り、その親世代は、子供に自分より幸せになってもらう為に必死に走り、エリート教育を施していました。子供は引かれたレールを信じて世に出てみれば、親世代の様な『頑張れば〜学歴があれば〜』何でも出来る世の中は既に終わっていました。
デジタルネイティブのこの世代は『頭は良いが賢くない』つまりは子供の頃から知識偏重で、生きる力が備わっていない若者が多くいるのです。今で言う“コミュ力不足” 人と交流する力が弱く、意思決定に時間が掛かります〜又他人を信じたり、自分さえ信じられずその知識や才能を凍らせている若者を多く観ます。
令翠学ではこの若者が生まれた時代を、144年周期の中で『健康・トラブル期』にあたると解きます。この若者世代は豊かな生活の反面、登校拒否や、オンラインゲームの普及で、人から直接得られる、感情の交流不足が観られます。そして親世代と圧倒的に違う事は『未来を信じない』人達が多いのです。
今しか見えない、精一杯生きているのに、未来に希望が見出せない…。この時代に才能豊かな若者達を導く役割は、(1950〜1973年に生まれた2025年で52〜75才)の昭和世代です。今の時代を良くも悪くも創った世代の責任です。 頭を切り替え、若者の才能を伸ばし未来を託せる指導が重要です。
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